文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

梨木香歩『エストニア紀行 森の苔・庭の木漏れ日・海の葦』

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北ヨーロッパの小国。その被支配の歴史と豊かな自然に触れ、思いを丹念に綴る旅行記
https://www.shinchosha.co.jp/book/125342/

 梨木さんのエッセイを読むのはこの本が初めてになる。小説でも自然の描写が丁寧な方だと思ってましたが、自然に対して並々ならぬ思いを持っている方みたいですね。なんか納得。

 エストニアに関する本ってあんまり見かけないんですが(探し方が悪いだけかもしれない)、本を読んだ印象では素敵なところみたい。
 歴史、文化と興味深かったです。もっと色々知りたい。自然も美しいところのようですね。私もコウノトリ一度でいいから見てみたい。幽霊ホテルの件がおもしろかった。やっぱりどこの国でもそういうのはあるんだなあとしみじみ思う。バルト海の海水はしょっぱくないっていうのに驚きでした。ほんとかどうか自分でも試してみたい! だがエストニアは遠い…。そして言語の壁は厚い…。

 本とは関係ないですが、エストニア国旗の色合いがとても好き。

★単行本