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太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』

装画:鉄雄

平凡な高校生の僕は、お屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。でも彼女は普通じゃない。なんと骨が大好きで、骨と死体の状態から、真実を導くことが出来るのだ。そして僕まで事件に巻き込まれ……。
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 表紙のイラストの櫻子さんが随分男らしい骨格だなあと思ってたんですが、骨太な設定があったんですね。
 まあ、それはさておき。骨を愛する櫻子さんと、その知り合いである僕が骨を通して事件に関わり、それを解決していくという話。ミステリー小説。骨の状態を少し見ただけで、その背景を推察してしまう櫻子さんの知識がすごいです。骨以外のことも詳しいし。降霊会のトリック説明したり。

 変人なお嬢様に振り回される高校生という図はよくある感じではあるけど、面白かったです。この男の子は感情の起伏が激しいけども、優しい良い子ですね。櫻子さんと僕が知り合った経緯とか、在原さんのこととか続編で書かれていくんでしょうか。今、4巻まで出てるみたいだし。(※読了当時)2人の、というか櫻子さんの活躍がまた見たいです。せっかくの骨の知識が事件には直接関わってなかったので。…白骨死体ばかり出てくるのも微妙なので、難しそうですが。
 標本士についての仕事内容などは興味深かった。物悲しい気持ちになる事件が多かったですが、楽しく読めました。


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※標本士で検索すると、標本士として働いている方のお話が書かれたPDFがヒットします。おもしろく読み応えがあったので、「標本士」が気になる方は調べてみるといいかも。…本当に気になっている人はとうに発見しているのでしょうけれど。(PDFだったのでリンクは貼りません)