文字を食べる

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金城孝祐『教授と少女と錬金術師』

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第37回すばる文学賞受賞作

 

薬学部の学生・久野は、育毛と油脂の関連を研究する江藤教授に助手を任命され、かつての教え子である永田は乾性油によって人を魅了する光り輝く艶を頭部に作り出すことができた。久野は、永田の勤め先の塾で不思議な力を持つ女子中学生の荻と出会う……。(後略)
(引用元 http://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?jdcn=08771550948091000000


 あれ、毛がついてる…と思わず、表紙を手で払ってしまいました。印刷だったとは。そして、表紙を開いてまた同じ行動を取ってしまう…。栞紐がなぜか3本だったり、なんちゅー不思議な装丁の本でしょうか。

 そして変わった装丁同様に内容も独特というか不思議というか変わっているというか…。最後まで一応ちゃんと読んだのですが、全く内容が理解できませんでした。難解すぎます。考えるな、感じろってことか。哲学的ともいうのでしょうか。でも意味がわからないのにどんどん読み進んでしまう。でもやっぱりよくわからない…。
 油とハゲと火事しか印象に残ってないという。しかし、作中で唐突に燃えすぎじゃないですかね。ラストの荻ちゃんどうなっちゃったんでしょう…。