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青柳碧人『判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件』

絵:usi

裁判がテレビ中継されるようになった日本。中継から誕生した裁判アイドルは全盛を極め、裁判がエンタテインメントとなっていた。そんな中、裁判員として注目の裁判に臨むことになった生野悠太だったが!?
(引用元 https://www.kadokawa.co.jp/product/321305000425/


 人の今後を決めてしまう裁判がバラエティのような番組になっている、というとんでもない設定の話。…なんだけど、それほど非現実的とも思えないんだよなあ。ありうるかも、というか。
 ちょっと考えると怖い話ですが、裁判員制度をうまく使っていて、おもしろかった。裁判員に選ばれた人たちがそれぞれタイプが違うのもいいですね。事件の切り口もそれぞれ違ってておもしろい。

 市民感覚、で言えば主人公に近いものがあり、共感するところもあったが、主人公が作中でしたことがしたことなので好きにはなれない。このやろー。
 CSB法廷8というアイドルグループの名前に笑ってしまった。話の中でも元ネタがありそうなものがちらちら。元ネタこれかな? って考えるとおもしろい。作中のCSB法廷8の広告が巻末にあったりして、色々凝っている本でした。

★使用色数の少ない(白黒)単行本の表紙もいいものです。
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