文字を食べる

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桑島由一『神様家族』

絵:ヤスダスズヒト

 主人公の神山佐間太郎は家族が神様、お手伝いが天使という神様一家に生まれた高校生。そんな彼が自分の力だけで彼女をつくろうと奮闘するラブコメディ。
 読みやすく、おもしろかったです。テンション高い! 最後まで一気に読みました。それに、ただ面白いだけではありません。登場人物の設定もあってか、コメディ主体の文の中に深いものを感じます。前半はギャグだけど、後半はちょっとシリアスですね。ラストのところは感動です。

 主人公の佐間太郎が生れて初めての恋をし、その想いを伝えるというのが本筋。見どころ?としては、やっぱり神山家の大きな家族愛をあげたいです。
 佐間太郎が困っていたりすると、全部そういう情報が父である神様のもとに届き、不自由することなく、なんでも思い通りになってしまいます。そんな世界なんて退屈かもしれないけど、神山さんとこの家族愛はなんかすごいなあと思います。多少歪んではいますけど…。
 お父さんとお母さんのことを「パパさん」「ママさん」と呼ぶのがなんか可愛い。全体的に登場キャラはボケですよね。佐間太郎とテンコさんが忙しそうでした(笑)それに小森さんも色んなことに巻き込まれて大変そうでした。

 作品の最後では佐間太郎は自分の大切なものが何であるかを気づきます。それは家族であったり友人だったり。テンコに対する感情が恋なのか愛なのか友情なのかはわかりませんけれど、大切なものがわかってよかったねという感じです。なんでもいいんだけど自分でなんかしなくちゃなあと思う本。元気もでます。



古い読書記録だからアレなんですけど、ちょこちょこ意味がわからん…。読了時のテンション高かったんだろうなあ。