文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

冨岡淳広『劇場版イナズマイレブン最強軍団オーガ襲来』

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 ゲーム派でした。

 イナズマイレブンの映画の小説版。
 映画はどちらかというと総集編って感じで、あんまりオーガの出番がなく、なんとなく寂しい気持ちだったのですが(もっと色々エピソードあるんだろなと思ってたので)、小説版はオーガの面々のことが詳しく書かれていて良かった。特にバダップ、エスカバ、ミストレ。家族のことだとか、彼らの出会いとか色々書かれていて、彼らのことが知れて良かった。この人たち、ゲームでもそんなに語られてないし。ただ、未遂に終わったものの目潰しのところはヒヤッとしました。

 あとは、円堂が雷門に入学し、サッカー部に入部するところら辺のエピソードも良かった。半田がサッカーを見るのもやるのも好きだとか、染岡と半田2人が入部するときの話とか。円堂、秋、染岡、半田と初期雷門4人いいなあ。風丸は小説だとサッカー部に入部する前から、半分サッカー部みたいな感じだったんですね。風丸が陸上部の試合があるときはサッカー部の皆も応援に…という件いいなあ。

 初期雷門とオーガ以外は大体映画そのまんまって感じです。5人の助っ人が登場するシーンは映画では思わず笑ってしまうのをこらえたくらいでしたが、文章にするとまたすごいですね。小説読んでるとカノンは円堂と面識なさそうだって思うんですけど、どうなんでしょうね。個人的には、試合後強制送還されたオーガの皆さんの安否も気に掛かります。


 懐かしい気持ちになったのでゲームのリンクも貼っておきます。3つまとまってるなんてお得でいいな、とシリーズすべて持っている自分は思ったのでした。(通信する相手がいなかった…)