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成田良悟『バッカーノ!』シリーズ その2

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 成田良悟著『バッカーノ!』シリーズの読書記録の6~10巻分をまとめました。内容はないような感じです。

 イラスト:エナミカツミ

バッカーノ!』シリーズ

バッカーノ! 1933 上 THE SLASH~クモリノチアメ~』

 今回は以前ちょろっと登場した、ガンドールの拷問師のチックと殺し屋マリアを中心に話は進みます。相変わらずたくさんのキャラがいろんな活躍を見せていて面白い。マルティージョ・ファミリーとガンドール・ファミリーはなんかアットホームで和みます。それにしてもアイザックとミリアは馴染みすぎだろう。キャラ同士にも色んなところで接点ができてきて、ますます話が広がっていきそうですね。
 途中で誤字を発見してしまった。マファイ……(笑)さすが誤字脱字王を自称するだけある。ちょっと笑ってしまった。


バッカーノ! 1933 下 THE SLASH~チノアメハ、ハレ~』

 上巻とはちょっと雰囲気が変わってますね。本自体も上巻より厚めで、アクションシーンも豊富だったりと読み応えがありました。そういえば、バッカーノには様々なカップルが出てきますが、クレアとシャーネの二人は色んな意味ですごいですね。手話なしで完全に意思疎通できるのもすごいし、シャーネが父親にもしもクレアを殺せと命じられた場合のクレアが考えた解決策とか。シャーネが攻撃しながら、クレアが防御しつつ全力で彼女を愛する。なんか想像できちゃうのがまたすごいというか。アイザックとミリアもバカップルだと思いますが、こちらもなかなか。その一方で、フィーロはエニスに異性としても見られていなかったりして少し不憫。

 アクションシーンというと、今回もクレアの強さが見せ付けられた感じですけど、クレアが名前貰ったフェリックスさんという人もかなりの強さだそうで。その辺の人から貰った名前だとばかり思ってましたが、ラストで登場して少し驚きました。作中でもクレアが自分の次に強い者として名前あげるくらいだし、きっとすごい人なんだろう。そのうち、話の中心に入ってきそう。
 色んなキャラの活躍が見れてよかったです。ラストのチックとマリアの見開きのイラストが素敵でした。マリアがムラサーミァで雲を薙ぎ、晴れ間を見せるシーンが印象に残ってるんですが、あれはロニーの仕業でもあったんですよね。あの人ほんとに不思議な人だ。


バッカーノ! 1934獄中編 Alice In Jails』

 この1934年編は前中後編。なので、獄中編での謎も娑婆編へと引き継がれていくようで、今回だけではなんとも。相変わらずキャラがたくさん出て、色々把握するのが大変でしたけど面白かった! カタカナの名前はなかなか覚えられないんですよね。
 そういやクレアの貰った「フェリックス・ウォーケン」という名前ですけど、この名前持ってる人は随分たくさんいるみたいですね。また詳しい話が出そうだ。クレアが名前貰ったっていう女の人のこととか。あと、ヒューイが登場しましたが、ちゃんと出てくるのってこの巻が初めてな気が。まだまだ謎に包まれた人ですけど、完結編ではもっと何かわかるんでしょうか。新キャラのグラハムがなんか気になります。

 獄中編の章タイトルはなんだかその場所の雰囲気に合わないような、明るいノリでちょっと面食らったり。でも、アイザックなんかのやりとりをみると、間違ってもないような気もします。牢獄の中でラッドと対面することになったフィーロだけど、意外と普通に付き合えててこちらにもびっくり。アイザックとかどうなることかとフィーロ同様心配になったものですが、アイザックの能天気さというかそれはもう色々と超越しているようで。フィーロ、アイザック、ラッドという不思議なトリオのやりとりはなかなか楽しかったです。
 シカゴ編が気になります。アイザックはほんと知らずに事件の方に寄ってくなあ。


バッカーノ! 1934 娑婆編 Alice In Jails』

 前巻の獄中編の背景で起こっていたシカゴでの話。3部構成なので謎の解明は完結編に持ち越しって感じでしょうか。謎は深まるばかりだし。相変わらずの登場人物の量で、いろんなところでキャラが動き回ってます。普通は話がこんがらがっちゃいそうになるもんだけど、普通に魅せてくれるのは流石です。どのキャラも個性的だからなあ。

 新キャラがまた増えましたが、ネブラの研究員のルネはなんか怖い。背筋が寒くなるような怖さがある。それに対してキャロルは和みます。普通の女の子って感じがいい。そういえば、今回は女の子の新キャラが多いですね。リカルドも名前で誤解してたけど女の子だったし。なんか事情があるんだろうな。クリスとリカルドコンビが気になります。

 次回、完結編ということで、どんな風に伏線を回収していくのか楽しみです。アイザックとミリアの再会とかも。まだ一波乱ありそうですが。今回も結構暴れまわってるシーン多かったし。グラハムは変な奴だけどかっこよかった。この人なんか好きだ。


バッカーノ! 1934 完結編 Peter Pan In Chains』

 面白かった! けど、色々と設定が凝っていてややこしくもある。登場人物の人数然り。結局ヒューイがやろうとしていた実験については詳しく書かれなかったけど、またいつか書かれるんですかね。彼はやめるという気はないようですし。

 色んなキャラが出てきたり、時間軸や視点がころころ変わったりして、状況把握が厄介になるのは毎度のことですが、あとがき見てびっくり! まだキャラを出し切れてないとか! カタカナの名前は覚えづらくてやっぱり大変です。レギュラー格の名前は流石に覚えましたけど。
 キャラといえば、クリストファーがだいぶとっつきやすい感じになってますね。最初出てきた時は不気味さのようなものが勝っていたようにも思うのですが。クリスとリカルドのコンビはいい。グラハムとシャフトも良いコンビだなと思う。シャフトの違和感に気付いたあたり、グラハムも意外と人を見ているんだなと思った。むしろああいう人の方が他人が見えてたりするんだろうか。グラハム、やっぱりお気に入りキャラになりそう。

 獄中編から引き続きのフィーロとラッドのコンビには冷や冷やさせられたりもしましたが、直接対決なんて流れにならなくて良かった。それもそれで見てみたいような気もしますが、ケンカの役回りは他にもたくさんいますし。フィーロは目の前で殺されそうになる女の子を黙って見守る男ではないとは思ったけど、リーザにフラグが立つとは。やっぱりというべきなんでしょうかね。フィーロは罪な男ですよ。

 と、ラスト付近のこの場面に色々印象を持ってかれてますけど、一番印象に残ってるのはビルの屋上から落ちそうになるレイルをジャグジーたちが助けようとする場面です。ジャグジーの手を取るニースとか、間一髪のところでミリアの手を取るアイザックとかちょっと感動です。アイザックはいつもタイミングが良いと思う。でも、そんなアイザックがミリアのピンチに駆けつけられたのがヒューイのおかげというのが、なんだか不思議な気分です。あの人、どうやって脱獄してったんだろ。これも詳しくは書かれてなかったように思うけれど。


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