絵:クェンティン・ブレイク
訳:宮下嶺夫
ロアルド・ダールコレクションの10巻目。ブラックユーモアが炸裂しています。
内容
意地悪で身勝手なおばあさんに仕返しをしてやりたくなったジョージ。そこで彼はびっくりするような新しいくすりを作ろうと考える。
意地悪なばあさんということで、どれだけ意地悪なんだろうと思って読んでいましたが、このおばあさんすごすぎる。孫が「やめてよ」と訴えているにも関わらず気持ち悪いことばかり言うし、とても我が侭。ジョージが仕返ししてやろうという気持ちになるのも無理ない感じ。
ジョージが考えた仕返しの方法は新薬の作成。その薬の材料がまたとんでもないものばかり。そんなもの一口でも口にしたらどうにかなっちゃう……。でも、ここで死んじゃうなんていうことはなく。
かなり過激な内容なので、子どもが読んで大丈夫かとも思うけど、無茶苦茶やってるからおもしろいのかも。笑ってしまいました。